八幡平 雲海の天の川

北東北で標高1500mまでくるまでいけるところは、おそらく八幡平だけではないだろうか。
岩手県から秋田県にかけての通称アスピーテラインだ。
しかも普通の県道なので有料道路でもないので、お財布にもうれしい道路です。

青森からは高速道路経由で、飛ばして2時間で山頂までゆくことができます。
高速で、鹿角八幡平までやく1時間、高速を降りてから、標高1500mの見返峠までおよそ1時間だ。

この日も梅雨明け前の東風。
この時期はオホーツク海高気圧からの冷たい東風が、北東北では太平洋側の天気を悪くさせます。
ちょうと冬の北西の季節風と逆の形です。
でも、この時期の雲は霧のように低いことがおおく、運が良ければ山のてっぺんでは雲を抜けることができます。

その幸運を狙って・・
青森から、いちかばちかの幸運を期待して高速に乗り八幡平を目指します。
すでに日の入り、八幡平のふもとにつくころにはもう夜の闇です。

頭上には低い雲が立ち込めています。先日事故があってニュースを騒がせたクマ牧場を通過し、アスピーテラインへ、標高900mあたりから深い霧に包まれてきました。
ワイパーを動かさないと前が見えないほどの深い霧、手元の高度計は1200mを超えても霧を脱出できません。
「んんん、ここまできて、霧を抜けれないか・・」
雲の高さは気まぐれ、まさに運の世界。1600mより上が晴れていても、標高1500mの八幡平はアウトとなってしまいます。
 だれもすれ違うことがない闇で霧の道をひたすら進みます・・。
すると、とつぜん、星が頭上に輝きだしました!。
標高は1300m、抜けた!。
この調子で山頂まで向かいます。
八幡平の山頂は、見返峠という岩手と秋田の県境の駐車場から歩いて20分ほどのところにあります。
ただ、見晴らしはこの見返峠で十二分のものが味わえます。
しかし、1500m近くまで進んだところ、東の方角が開けたあたりから強風とふたたびの濃霧が・・
 念のため、見返峠まで車で行ったものの、方向転換もままならないほどの濃霧。
この季節、そして山の天候は本当にめまぐるしく変化します。

 再び標高を下げながら星空が見えるところに車をとめてあたりを見回すと、
雲が下界の明かりを遮ってくれているのか、とても美しく天の川が横たわっていました。

 時折、雲の高さが変化し、そのつど車ごと霧に包まれながらも、しぶとくまた晴天にめぐまれ、その間およそ3時間にわたり、星空の撮影を行えました。

 ゆったりと流れる時間、霧に時折星の明かりがかすむその光景が、夢のようなひと時でした。



明け方近くなると、明るい金星が顔をだし、冬の星座がにぎやかに東の空を彩り始めました。

再び県境の見返峠へ向かうと、雲の高さがぎりぎりの高さになり、まるで海の波のような動きを見せていました。

まさに雲海です。

日の出前、霧が晴れると、そこには岩手山の雄姿がありました。


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