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月明かりの、くろくまの滝

世界遺産白神山地からは、赤石川、追良瀬川という大きな2本の川がながれています
この川が作り出す深い緑の森がいわば白神山地の核心部分、ブナの緑豊かな森を形成しています。
 
 その流れの一つ、赤石川に流れ注ぐたくさんの支流のひとつに、くろくまの滝があります。
十数年前まではアクセス道が悪く、まさに秘境の森の中の巨大な滝として、神秘的な雰囲気すら
ありましたが、ここ数年は道も改良され、比較的訪れやすくなりました。
 とはいえ、海沿いの街鰺ヶ沢の中心部からは赤石川に沿って20キロ以上内陸に入り、熊の湯の
温泉からは道はかろうじて車1台が通行できる細さに、途中崖からのわき水や、迫る渓流の流れに
危険を感じながらおよそ10キロ近くさらに山道を走ることとなる。
 そうして到着した駐車場には、近年公衆トイレも整備されて、再び人工の香りが漂うがそこからは
山歩きとなる。
 この山道もかなり整備が進んだものの、砂防ダムや渓流の爆音があたりに響き渡る。
 ニホンザルや熊や蛇の多発地点であるがゆえに、あたりを警戒したいものだが、この爆音はそれを
かき消し、不安を感じさせるものだ。
 急な登りがしばらく続いたのち、気がつくとあたりは閉鎖された切り立った崖の谷間にいることを
感じる、ひときわ地響きのような低い水音が聞こえ始めると、ようやく頭上に巨大な水の流れが見え
始める。くろくまの滝だ。
 
 はたしてこんなところで、星空と滝を画面に収めることができるのだろうか、
 カメラをいくら滝から離しても、その落差85mの瀑布からの水滴がかかる。
 その上、うっそうとした森はVの字に切り立っているので、滝は日中ですら日陰となり暗い。
 
 カメラには普段の倍以上のカイロを巻きつけ、レンズについた水滴自体も蒸発させてみようか。
 また、真っ暗な滝も、午前2時くらいには輝きだすはずだ。
 
 このあたりの日を狙ったのにはわけがある。下弦の月が東から昇り始めるのだ。満月だと明るすぎる。
下弦の月だと、星空を殺さずに、なおかつ滝の様子も時間とともに浮かび上がらせてくれるはずだ。
 
 F2.8、感度iso5000、時間5秒、下弦の月が照らす滝や森の明るさと想定しての微妙な設定だ。
 
 天気、露、水滴、感度、方角、さる、熊、へび・・ いろんな不安材料を感じながら、いざ撮影開始。
 
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星空や雲、海岸や山並みなどの風景を素敵な音楽にのせて紹介しています。

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